雀庵南那、16歳。
可愛いものが好きな男子高校生。
彼には人に言えない力があった。
「不運を回避する力」、それは“運がいい”という言葉だけでは済まない
“運命を変えてしまう”程の怖ろしいものであった。
そんな悩みを抱えたままのある日、雑貨店の店主だという男に出会う。
店主は南那の持つ力を知り、その力を制御したくないかと持ちかける。
一も二もなく頷き、店主に導かれた先は修理屋だった。
そこには驚くべき光景が広がっていた…。
__これは、南那や彼の周りを取り巻く“欠けたもの”たちが織り成す“おぎなう”物語__
「反転たるカラーピース -7(マイナスセブン)」